にしあぷ

札幌在住のエンジニア。コンサドーレ、甘いもの、ドット絵が好き。

2Dゲームエンジン「Corona」が完全無料化! 無料版「Corona SDK」とエンタープライズ版が統合

Corona SDK は、クロスプラットフォームのアプリが開発できる2DゲームエンジンLua で開発、コードの変更をするとシミュレータがリアルタイムで反映します。Corona SDK のダウンロードは無料(収益が一定以上の場合は有料ライセンスが必要)。

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新しい Corona へようこそ!

先日6月21日、公式サイトのブログ記事「Welcome to the new Corona!」で、Coronaの「完全無料化」が発表されました。内容を要約すると、

  • 2つの製品 Corona SDK と Corona Enterprise を統合して、「Corona」という名前に
  • Corona Enterprise で提供されていた「Corona Native (Native Builds)」を、無料で開放
  • Native Buildsの場合、Corona のロゴがスプラッシュ画面に表示される (変更したい場合は Splash Screen Control プラグインを購入、$99/年)

Corona Native は、Objective-CJavaLua を連携するAPIを提供。iOSAndroid の機能をアプリに取り入れたり、プラグインを開発してマーケットプレイスで販売したりすることが可能です。Corona Enterprise 限定の機能でしたが、今回無料になりました。

Corona Documentation — Corona Native

また、収益が一定以上の場合に有料ライセンスが必要でしたが、それが今回撤廃されました。

Corona SDK での開発

自作アプリ「パンダピアノ」の Android 版は、Corona SDK で開発しました。シンプルなアプリなので、ネイティブの機能を組み込む必要はありませんでした。ただ、APIプラグインは提供されているものしか使えなかったので、組み込む広告に選択肢がないということがありました。

今回 Corona Native (Native Builds) が無料で開放されたことで、そのあたりの自由度が広がるかもしれません。プラグインやゲームテンプレートが増えることにも期待。

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