にしあぷ

札幌在住のエンジニア。コンサドーレ、甘いもの、ドット絵が好き。

【XtraFinder】El Capitanで起動しない時の設定方法

最近やっと、macbook airを El Capitan (OS X 10.11) にアップデートしました。アップデート後、Finderの拡張ツール『XtraFinder』が起動しなくなりました。El Capitanで使えるようにする方法を、調べてまとめました。

System Integrity Protection (SIP) を一部無効化する

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macを起動すると、"System Integrity Protection is enabled." というエラーが表示されます。System Integrity Protectionってなに?

System Integrity Protection (SIP)はOS X El Capitanで導入された 新しいセキュリティシステムです。

rootlessと呼ぶこともあります。

基本的な機能としては、 システムの重要な部分に関して、 root権限ですら変更できないような 領域を作ることによりよりシステムを安全にする、と言ったものです。

また、重要なシステムプロセスの変更も出来ないように保護されます。

OS X 10.11 El CapitanのSystem Integrity Protection(SIP)についてちょっと詳しく

このSIPを一部無効化することで、El CapitanでもXtraFinderが使えるようになります。

SIPを無効化する3ステップ

Follow these steps:

  1. Boot to Recovery OS by restarting your machine and holding down the Command and R keys at startup.

  2. Launch Terminal from the Utilities menu.

  3. Enter the following command: csrutil enable --without debug Reboot your computer.

XtraFinder Support

手順は、XtraFinderの公式サイトで解説されています。

  1. command + R を押しながらmacを起動する
  2. ターミナルを起動する
  3. コマンドを入力して、再起動する

1. command + R を押しながらmacを起動する

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command + R を押しながらmacを起動すると、『OS X ユーティリティ』が画面に表示されます。(リカバリーモード)

2. ターミナルを起動する

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メニューから、ユーティリティ > ターミナル を選択します。

3. コマンドを入力して、再起動する

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ターミナルで、csrutil enable --without debugを入力します。

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「System Integrity Protection の解除に成功したよ。マシンを再起動してね」と表示されるので、macを再起動。

XtraFinderが使えるようになりました

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参考